【書評】スノーボール 上
スノーボール ウォーレンバフェット伝
世界的なお金持ちであるウォーレンバフェットの名前は知っていたが、実際に彼がどのような人物である彼は知らなかった。
そこで、彼の伝記を読んでみることにしたが、本書を読んで最初に驚いた事は、
本が長いことである。
思ったよりも内容が濃く、これは途中で挫折する人がいるんじゃないのかなあとも思った。私も何度も挫折しかけたが読み終えた。。。みんなのために、読んだ印象を書いておくので参考にしてくれれば嬉しいです。
読む前の彼についての認識は、「バリュー投資家の金持ちのおじさん」であり、
といった断片的な情報しかなかった。
そして読後のバフェット氏についての印象は、
①変人である
②大変頭が良い
③大変な努力家である
④金に対する執着心が半端ない
⑤すごい行動力
で、なるべくして大金持ちになったんだなぁと思いました。
私はお金持ちでないので、お金持ちの人がどのようにお金持ちになったのか、なぜお金持ちになったのかよくわからない。だから、そんなに興味もなかった。しかしこの本を読み終えてみると、なぜウォーレンバフェットがお金持ちになったのかが少し見えてくる。
常識的に考えれば、
普通ではないお金持ちになる人は、普通ではない
わけである。
普通では無いのだから普通ではない。
単純に考えればわかることであるが、私は気づかずにここまで来てしまった。
ただの変人ではなく、お金を稼ぐ能力とパッションは超一流の変人だった。
身の回りにいる仕事で成功している人を見ても、成功している人は
- 行動力があり、
- 才能があり、
- 努力し続ける人
だ。我々凡人は、このどれかが欠けていたり、全てが欠けていたりする。才能を補うことはできないかもしれないが、少しでも行動を起こしたり、努力し続けたりすることは成功への1歩かもしれないし、そもそも人生を楽しむ秘訣かもしれない。
ここで重要なのは、彼が大変才能に溢れていただけではなく、その才能も生かすために徹底的に努力し続けていること(彼自身はそれを努力と思っていないかもしれない)である。
成功している人は、必ず努力をしている。
バフェットさんのような超人的な事はできないかもしれないが、とことん自分の人生をお金稼ぎに燃やした人の人生について詳細に書かれた本書を読むことにより、バフェットさんのイメージを少しでも取り込むことができるかもしれない。そのイメージが、人生を今よりも少しだけ充実したものにしてくれるかも。
伝記として読んでいて面白いので、投資や成功者に興味がある人だけではなく、多くの人にお勧めの1冊です。